秀二は執事として見たとこが無かったから秀二の本当の姿を見るのが嬉しかった
それと秀二が私に本当のことを言ってくれたのも嬉しい
でも何より秀二が好きって言ってくれたことが一番嬉しかった

「俺はお前を離さない…」

また秀二の腕が強まる

私も強めた

私は秀二を信じていいんだね…
私も秀二を離さないからね…

秀二は私の顔を見つめ
だんだんと秀二の顔が近寄っていく

私は受けとめるかのように目をつぶった

私の唇と秀二の唇は塞がれ
秀二は優しくキスをしてくれた

秀二の唇から温かさがゆっくりゆっくり
伝わっていき
温かさと同時に優しさが感じた気がした

その温かさが私のなかにジワジワ染み込んでいき
私の瞳から一粒の涙がこぼれていた

唇は離れ秀二は優しく微笑んでくれた

秀二と私は横に並びしゃがみこみ
空を見上げた

もう空には星がチラホラと輝いた