ワタシの執事サマ

「お嬢様の身体を見せるのも
触れるのも全部俺だけだ」

秀二は私の耳元まで顔をもっていき私に甘く囁く

「ちょっと!なに言ってんのよ」

秀二の甘い吐息が私の耳にあたり心臓の鼓動が
どんどん激しく鳴り響く

私の顔はますます熱くなり
周りを見渡す

聞こえてたらどーすんのよ
こんなの違う人に聞かれると秀二に目が行っちゃうじゃない!!

「富ちゃん」

私にコソッと話す梅津さん

ドキンッ

私は真っ赤な顔を見られないため下に顔を向く
もしかしてさっきの聞こえてたかな…

「このお客さんが終わったら
文化祭楽しんで来たら?」

やった!!
秀二と色んなとこ行ける!

さっきまでの恥ずかしさはどこへやら
嬉しさでいっぱいだった

「秀二…どっかいこっか」

私は立ち上がり着替えようと
更衣室に向かう