「そっか‥‥」 体についた血。 声はでない。 母親にすてられた。 虐待、か‥‥。 過去の忌々しい記憶が頭をよぎる。 思わず目をつぶって、頭をよぎる映像を消す。 「じゃあ‥‥俺たちの家くる?」 もう目の前にいる誰かを失うのはうんざりだ。