保健室― 雷電は目が覚める いつもの緑色の天井 眼鏡の校内医師を見やる そこには赤龍がいた 赤龍が医師の椅子に座ってた 「……医師は?…」赤龍は微笑む「いつもここは あたしと雷電ちゃんしかいないよ」 頭の中を黒い無数の線がトンネルを造り出す その中を必死に"覗"く 「姉貴の言うとおりだ」