殺し屋少女の恋物語



「れ…いあ。強く…生きろ。
…ありが…とな。」

その言葉を最後に
雷は動かなくなった。


「…いやっ
雷、目をあけて!?
ら…い。雷…っ!!!」


それからの記憶は曖昧で、
ただ、雷がいないということしか考えられなかった。

「rose、依頼は完了したか?」

「……」

あたしは答えなかった。
答えなくても目の前の冷たくなった雷を見ればわかるだろう。