「ううん。」 「で、用件って?」 カチャ あたしは鞄のなかから 銃を抜き取る。 目の前の奏の顔は とてもひきつっていた。 「冷愛!?お前…っ」 「ん?勘違いしないで。 あたしは奏を殺さない。 ううん、殺せない。」 だから、と言い あたしは銃を奏に渡す。