殺し屋少女の恋物語



「…遊。ありがとう。」

「…っ!何だよ、いきなり…。」

「顔赤いよ?」

「…うるさい!冷愛のバカ!」


そう言って遊は後ろを向いた。

バカって…。

何だか'あの頃'に戻れた気がした。

前向いて話してたから、あんまり気づかなかったけど…

「遊…背伸びたね。」

「やっと冷愛をぬかした!もうチビとは言わせないよ?」


あたしより5センチも小さかった遊。

今じゃ、あきらかに遊の方が高い。