今の体型に、あまりにも釣り合わない制服を身に纏うあたしは、すごく不恰好だった。 あの頃は綺麗にしていた髪の毛は傷んで、潤いを失っていた。 遊たちはあたしが『あたし』だって気づくかな、なんて思ってしまうほど。 時間を完全に忘れ考え込んでいたから、気づくともう9時。 どれだけの時間、考えていたのだろう。 ずっと闇の中で生きていたから、まるで時差ぼけしてるみたいだった。