三年生の文化祭。

私は綾美とクラス企画の準備をしていたんだっけ。

「じゃぁ私、絵の具もらってくるから」

そう言って綾美は職員室に走っていって…
そのとき、遥斗に声をかけられたんだ。

「真子、ちょっと手伝ってほしいんだけど…」

遥斗とは去年一緒のクラスだったこともあって、
私はこころよくオッケーしたんだよね。


着いた先は、屋上だった。