早瀬綾美はとても優秀な生徒だった。

一年生のころから生徒会に入り、
成績もそこそこの点をいつもとっていた。

だからといってガリ勉というような印象はなかった。
明るく、同級生たちからも尊敬されるような存在。

確かに妬むやつもいただろう。
でも、そんなことを気にするような生徒ではなかった。

「ちょっと遠くなっちゃうけど、高校寄ってく?」

「いいんですか?私、卒業してから一回も行ってないんだ」


卒業し、大学に進学してから留学プログラムに参加していた彼女は
成人を祝う会に参加できなかった数少ない生徒の一人だった。

大学を卒業した早瀬だが、もっと学びたいと
大学院に進み、提携校に留学しているとも話してくれた。