「どうしたの?先生?」

突然車を止め、外に出た俺に早瀬が後から出てきて問いかけた。

「…覚えてる?クラス企画で海行ったこと。」

「覚えてるよ。あのときはまだ、留学とか考えてなかったな~
まだまだ子供だったって感じ」

遠くを見つめる早瀬。

その横顔は夕日に染まってとても綺麗にみえた。

「まだまだ早瀬は子供だよ。」

そう。
早瀬はいつまでも俺の生徒。
俺のもう一つの家族である生徒なのだ。
それはきっとこれからも変えられない。

「早瀬、今日はありがと。
まじめに、お前の告白はビックリした。」

「うん。」