その後、遅くなってしまったから帰ると早瀬が言ったので、
俺は駅まで送ることにした。

車の中はとても静かだった。

先生はそのままでいいと言われたものの俺なりの答えが
必要な気がしてならなかった。

しかし、答えが簡単にみつかるものではなかった。

「きれい…」

彼女がつぶやく。

駅までの道には海がある。
ちょうどそこに夕日がかかっていたのだ。

「そうだね…。」

俺もつぶやいた。

彼女を引き止めるのも悪いと思ったが、俺は海で車を止めた。