「はい、完成!どうぞ」 「わーっ、元通りだ!ありがと桜野君っ」 「どういたしまして」 女子生徒は、元通りになったバッグを嬉しそうに抱えて、A組を出ていった。 (結構破れめ大きかったのに、あんな短時間で…) 風が口を開けてポカーンとしていると、準備が終わった悠が声をかけてきた。 「おい、帰るぞ」 悠の一言で、我にかえる風。