「・・・父さんは、男手1つで僕のこと育ててくれたんだ。・・・けどその父さんも2週間前に・・・。僕、どうしていいか分かんなくなってて・・・、学校では友達に心配かけないように、明るくふるまってるんだけど・・・。
・・・父さんがいなくなって、初めて分かったんだ・・・
・・・独りは、っ、すごくっ、寂しいっ・・・」
桜野君は再び涙を流す。
そんな桜野君に向かって、今まで黙っていた風が言葉を発した。
「・・・桜野君の気持ち、すごくよく分かる」
「え・・・」
風の言葉に、うつむいていた桜野君は顔を上げた。
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