もぅ一度言えるなら愛してると叫ぼう




おそるおそる振り返ると



びっちょびちょになった和樹が山道にへたれこんでいた。




「和樹っ!!!!!」



あぁバカっ自分のバカー!!!!!!



久しぶりに喋れたっていうのに


水のはいったばけつを力任せに投げつけるなんて





「いゃーたまたま歩いてたら美咲が見えたもんだから


驚かそうとしたらこんな目に・・」





わざと傷ついたふりをしてるとわかっていても、だんだん悲しくなってくる。