「美咲」 花の水を変えてる時だった。 久しぶりにその声を聞いて勢いよく振り返る。 「和樹!どしたの」 呼吸器をしているから、何を言ってるかうまく聞き取れない。 「ん?」 口元に耳を近づける。 「・・・り・・が」 息をひそめて和樹の言葉を待つ 「あり・・・が・・・と」