「私…なんで落ちたのかなぁ…」
独り言みたいに呟いた私に土方さんが返してくれた。
「…空」
「…そ…空?」
私は今、なんとも言えない変な顔をしているんだろうな。
でも…土方さんの方がありえない、とでも言うかのような顔をしていた。
どうしたのかな…
「土方さん…空って…」
「…はぁ……。出来るなら夢にもなんだと思いてぇ…」
「あの…」
「変に思うなよ。……お前は、空から落ちてきたんだ」
………………………………………………。
…え、え?
なんだって?私が?空から?落ちてきた?
周りもなんか固まってるじゃん…。
「…ちっ」
舌打ち…って。あなた、ねぇ。土方さん。
それはもう夢です、夢!
…あ、あぁ。
だからか。新選組の人達がいるのは。
なるほどなるほど…なるほどね。
