私に降ってきたのは温かい声だった。


それと同時に手が外れる。




「っ…あ、あの…」

「まだ寝ていてください」

「え、…あはい」


声変わった……。



「あのぅ…、あなたは…?」

「俺ですか?」


…他にいないだろう……。



とりあえず何度か頷いてみる。




「山崎と言います」

「やま…ざきさん…」



へぇ、新撰組に出てくる人と同じ名字なんだ…