「ど、どどどーしよ…」


入るべき…?
や…でも…怪しすぎだよね?


「ちょっとだけなら…」


好奇に負けた私は
少しだけ踏みいることにした。




───白い光の中は…普通の道だった。

うん、すっげぇ普通。


ちょっとスポンジっぽかったりするのかなぁ、なんて考えてたけど…

ただ、その空間は白かった。
違う次元にいるのでは…?と思うくらい。


…や、普通思うか。




ふと後ろを振り返るとまだドアは見える。


「どーせ、夢でしょ?すぐ戻れるしいっか」


と、夢だと思い込み進むことに決めた。




────どうしてこの時戻らなかったんだろうね、
夢なんかじゃなかった。

この時の決断が私の人生を180度、
変えてしまうなんて─────