蒼を家に届けて家に帰る途中、
平気だろうか、
とずっと考えていた。


あはははははははは...
彼女の乾いた笑い声がまだ耳の奥にこびりついている。


まるで壊れたロボットのようだった。


あるいは、
マシンガントーク、というやつの笑いバージョン。


そして、
笑った後に蒼は泣いていた。


泣いて泣いて泣いて、
人格がおかしくなってしまうほどに。


それほどまでに思いつめていたんだろう。


どうして俺は...


もっと早く気付いてやれなかったんだろう。