“零危ない!”


後ろから声がした。


直後に、背中を押される。


そして...
俺は見るんだ・


大量の血が人から流れ出ているのを。




ピピピピ...


目覚まし時計で、夢から引き離された。


今週は、毎日この夢を見る。


当たり前か。


事故が起きたのは、
4年前のちょうどこの日だった。


俺が拾(しゅう)の夢を壊してしまった日。