綺麗な表紙の本。


私は、その作家の文章自体もかなり好きで、
この本を含めたシリーズは、
中でも一番好きだった。


でも、
1巻と2巻は簡単に手に入れられることができたが、
3巻目が全然本屋さんになくて。


結局、結末が分からずじまいの本だった。


「これ、全然本屋さんになかった。」


私がそう言うと、


「そうですね。
僕もわざわざ注文しました。」


と夏川くんが笑って言う。