「いいなぁー!
かっこいいよね、早坂くん!」


「そうだね。」


波留はきらきらした目で、
話し続ける。


「でも、いきなり学級委員にされちゃってさ、可哀想だよね。」


「うん...
担任、ちょっと強引だったよね...。」


「噂だと、
零くんこのクラスの中で一番いい成績で合格したらしいよ。
だからかな?」


私はその言葉を聞いて、
少し誇らしくなる。


へぇ。


このクラスの、トップで合格したんだ...