私には、
中学校からの親友が、いる。


彼女は今でも同じ学校に通っていて、
中学時代一緒にバレー部に所属し、
色々と私を助けてくれた人だった。


永山波留、という名前の子。



「蒼!
早坂くんと喋ってたでしょ??」


学級委員決めの次の日、
私は波留にそう聞かれた。


波留とは同じクラスだし、
零くんに話しかけられたの、見られたんだろう。


「うん。」


笑って答えた。