半年が経っても、葵は目を醒まさなかった。


「残念ですが…内蔵がもうボロボロです…これ以上は…もう…」


そう言ってお医者さんは黙り込んだ。


それって…。


「そうですか。」


誰も何も言わなかった。


葵はもう…笑うことも…泣くことも出来ないんだ。


二度と葵に会えなくなる。


葵が眠るベットをみんなで取り囲む。


たくさんの機械に繋がれてる姿は痛々しいのに、葵の顔はただ眠っているようにしか見えなかった。