あたし達が降りるバス停を知らせるアナウンスで、 二人の唇は離れた。 あたしは恥ずかしなって下を向く。 「今日は泣かなかったな」 「バカ…」 あたしは蓮の胸を叩いた。 甘くて…ちょっぴり強引な、あたしのファーストキスだった。