あたしキスしちゃうんだ…。 大好きな蓮が迫ってくる。 でも… ここバスの中だよ!? あたしは顔を逸らすように俯いた。 すると、蓮はあたしの顎に指を乗せて顔を持ち上げる。 あたしは驚いて目を開けた。 すぐ目の前に蓮の唇…。 そのまま、蓮の唇があたしの唇に触れた。 蓮の温かい唇の感触が伝わる。 永遠の時間のように長く感じたけど、本当はどれだけ時間が経っているのかわからなかった。