「あそこのカップルに触発されて、告白でもする気?」


蓮は下のゴンドラを視線で指す。



はぁ…。


蓮も気づいてたんだ…。



何か…張り詰めてたものが切れたように、


そこからは蓮と普段通りの会話が出来るようになった。



よくよく考えたら、


蓮と話す時はだいたい二人きりだし、緊張する事なんてなかったんだ。



でも…


もしも…


告白していたら、蓮はどんな反応をしていたんだろう…?



「綺麗だな…」


突然の蓮のそんな言葉にドキッとする。