席に座り、レバーを下ろして出発の合図を待つ。



心臓がドキドキしてくる。



「もしかして怖い?」


「ちょっとだけ…」


「俺がいるから大丈夫」


蓮はそう言うと、手摺りを掴むあたしの手を上から握り締めてくれる。



発進のベルの合図…。


重なり合う二人の指…。



余計にドキドキするぅぅー!!


あたしの心の叫びと同時にジェットコースターは発進した。



キャー!!


キャァァー!!


ギャァァァァー!!



ジェットコースターの感想は、そんな感じ…。