蓮は授業をよくサボる。 授業に出ても、寝てるかケータイをいじっているかのどっちか。 それなのに… 授業をマジメに聞いてるあたしの方が、勉強できないなんて…。 蓮は顔も良いし、スポーツもできるし、 神様は、なんて不公平なんだろう…。 「あぁー疲れた。俺ちょっと休憩…」 蓮は伸びをしながら、床に倒れ込んだ。 時計を見ると23時。 そろそろ眠くなってきた。 「あたし眠気覚ましにコーヒーでも入れてくるね」 「おっ、サンキュー」