まるで、プロポーズみたい…。 蓮は澄んだ瞳で、あたしを見つめる。 そんなに見つめられると、ドキドキしてきちゃう…。 「俺は奈緒ちゃんのお父さんと約束したから、奈緒ちゃんも俺と約束して…」 「何を?」 「ずっと俺と一緒にいるって」 「えっ、ずっとって言われても…」 「自信がない?」 「ううん…約束する」 「約束。奈緒ちゃんを一生幸せにします」 「ずっとあたしは蓮と一緒にいます」 お父さんの前で、あたし達は誓いの指切りをした。