「約束事は破ったら、どうなるの?」 笑顔で彼は、あたしに近づいてくる。 「そっ、それは…」 「まだ、決めてないの?」 あたしの前で彼は立ち止まる…。 「じゃあ、俺が約束を破ったら…この家を出ていく」 え!? 「奈緒ちゃんが破ったら…」 「何…?」 「俺の女になる」 蓮の女に…。 「じゃあ、そういう事で…よろしく」 蓮は不愉快な罰ゲームとあたしを残して、部屋を後にした。