蓮の手が腰に移動し、あたしの体を強く抱きしめる。



その手が徐々に下に降りてきて、あたしのお尻の方に…。



「んー!もう!!」


「どうしたの?」


「何で普通のキスができないの!?」


「普通だろ」


「どこが!!」



まったく…油断も隙もありゃしない。





「奈緒ちゃんは照れると、すぐに顔が赤くなる」


「これは怒ってるから!!」


「かわいい」



蓮はもう一度、今度は優しくあたしを抱き寄せる。