「まあ、せっかくだし楽しもうよ」


「ちょっ、ちょっと…」



蓮はあたしの手を掴むと歩き出す。



まあ、せっかくだし…。



でも…どうして?



わざわざチケットまで買って、どうしてあたしと来たかったの?



ねぇ…どうして…?