「それ…どうしたの?」


「おばさんが飲み会でもらったんだって」


「お母さん帰ってきたの?」


「結構酔っ払ってて、すぐにベッドに直行したよ」


「そうなんだ…」


「一緒に行く?」


「えっ、でも…」


あたし達は、単なる同居人だから…。



「バカ。おばさんも一緒だよ」


「そっ、そうだよね…」


完全に心の中を見透かされていた…。



「陽子達と行くかもしれないから、ちょっと保留でいい?」


「了解。決まったら教えて」



蓮はあたしの部屋から出て行った。