「そうじゃなくて、私の仕入れた情報だと…」 明美はそこで意味深に言葉を止めて、目を細める…。 「何…」 「二人はキスをしてたらしいんだよね」 うわぁぁぁー!! 誰かに見られてたんだ!! 「奈緒、顔真っ赤だよ…」 「ホントわかりやすい子だね」 陽子と明美は、そんな言葉を交わして頷きあった。 あたしの否定も肯定も聞かなくても、事実だとバレちゃったわけだね…。