彼は体を起こして、あたしの上に馬乗りになった。



「照れてるの?顔赤いよ」


「馬鹿じゃないの!?誰があんたなんかに…」


「奈緒ちゃんのそういうトコ好きだな」



好きって…



「ねぇ、俺の女にならない?」


「はい!?」


「俺の女になったら、気持ちいいこと教えてあげるよ」



彼はあたしの髪を撫で、その手は頬、首へと伝っていく。



何故だか、体が熱い…。