「ちょっとコンビニ寄っていい?」 立花くんが目の前のコンビニを指差す。 「うん。いいよ」 あたし達はコンビニに立ち寄った。 中に入って、レジに並ぶ人にあたしは目を丸くした。 「おう、神谷」 「よう」 そこに蓮がいた…。 「神谷も来ればよかったのに」 「俺はそういうのパス」 あたしも蓮と話がしたい…。 それなのに、蓮はあたしに話し掛けるどころか、一度も目を合わせず、 会計を済ませると、すぐに店を出て行った。