あたしは、立花くんの少し後ろを歩く。 男子に水着姿を見られるのは、ちょっぴり恥ずかしいから…。 「水着似合ってるね」 売店に到着すると、突然、立花くんがそんな事を言った。 「あっ、ありがとう」 あたしは恥ずかしくなって、顔が赤くなってくる。 立花くんは爽やかな微笑みを、あたしに向けている。 ちょっぴり贅肉の付いたお腹を必死に手で隠して、あたしは苦笑いを返した。 あぁ… こんな事なら、お昼は軽めにしておけばよかった…。 「そういえば、神谷とは連絡取れたの?」 「ううん」