「お前、何すんだよ…」 蓮は振り返り、下田くんを睨みつけた。 「テメェが、人の女に手を出すからだろ!!」 「お前、何言ってんの?」 「しらばっくれんじゃねぇ!!」 「もしかして…昨日、告ってきた女のこと?」 「告っただと!!」 「安心しな、あんなブス手なんか出してねえよ」 完全に、蓮は火に油を注いでいる…。 「テメェ!!」 下田くんが、木材片手に蓮に向かっていく。 「やめてぇー!!」 あたしは必死で叫んだ。