顔を上げると、ソファーに蓮の姿がない…。



しまった!!


夢中になり過ぎた…。



慌てて後ろを振り返ろうとするが、すでに手遅れだった。



蓮に背中から抱きしめられてしまった。



「ちょっと、やめてよ…」


焦る気持ちを必死で堪えて、なるべく冷たく対処する。



「そういうプレイなんだろ?」


「何それ…」


「俺の事を焦らすプレイ」


「んなっ訳ないでしょ!!」



蓮はお構いなしで、あたしの太ももに手を伸ばしてくる。