蓮の気持ちが、どうとか…


篠崎先生がどうとか、関係ない。



あたしの『好き』は、止まってはくれなかった。



授業中でもテレビを見ていても、蓮の事を考えてしまう。



蓮の瞳。


蓮の唇。


蓮の指。



もぉぉぉー!!


蓮が頭から離れない。



脳みそが、蓮に支配されているのかも…。



はぁ…


屋上の柵から身を乗り出し、校庭に大きなため息を落とした。