あたしは溶けてしまったように、蓮に身を預ける。 蓮の手が肩から首へと伝い、あたしの頬で止まる。 蓮は唇を離すと、あたしを見つめ微笑む。 「奈緒ちゃん、また顔赤くなってる」 「うるさい…」 「可愛いな」 蓮はそう言って、もう一度唇を重ねる。 蓮は激しくあたしの体を抱き寄せる。 体中が熱い…。 あたしは蓮のワイシャツを強く握り締めた。