一瞬だけ、命をください

淕が…死んだ…?

気づいたら、潮は学校を飛び出し、病院に向かって走っていた。

ブーーー!

『ちゃんと前見て走りな!引かれちゃうよ!』

『スミマセン』

危うく、車に引かれる所だった。

学校から走って約5分。
潮はようやく病院にたどり着いた。

そのまま、急いで淕の病室へ向かう。

『ちょっと、病院では走らないで!』

そんな、看護師さんの声など、全く聞こえなかった。