最期の時











桔梗「世界の終りは、お前の腕の中でお前の笑顔とともに…



   私の夢を壊すつもりか?化けて出るぞ」








握っている手に、ちからが消えていくことはわかっていた。






泣いてぐしゃぐしゃになった顔を振るい、桔梗を見つめて、慎司は心の底から、不細工ながらに笑ってみた。









慎司「…バカ桔梗」

桔梗「ふふ、お前…らし、く、て、いい、笑顔だ」









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