紗夜side


長瀬 集により、あたしは不良から手を引いた。
普通に女子中学生し始めた。
馴れないけど。
でも、長瀬が必ず傍にいてくれるから凄く学校が楽しい!
それに、長瀬自身面白い。


「長瀬ん家?いいの?」

「うん。姉ちゃんいるかもだけど」

「行きたい!」

「じゃないとね」


長瀬は見かけ、もの凄くチャラ男に見えるけど、中身はちゃんとしてる。
人想いだし、優しいし、面白い、クラスのマスコット的だし。
ギャップがあって、なんかいい。

今日は委員会もないみたいで、あたしを家に誘った。
ちょー楽しみ!


「ただいま〜」

「お邪魔します」

「おかえ…り。誰その子」


うわっめちゃくちゃ怖いじゃん。
あの人がお姉さん…?
現役ヤンキーみたいだわ。


「紗夜。不登校だった」

「…あいつの妹か…」

「ね、姉ちゃん…?」


あたしを睨み続け、あたしに寄ってくる。
な、何……。


「あんた集ちゃんのこと、好きなの?」

「え、いや、あの「先に言うけど、集ちゃんは渡さないから」


家に来るなり、あたしは宣戦布告を受けました。