「何?」 「もぉ、冷たいなぁ!」 「で?」 「私と付き合って!」 「やだ。」 「なんで!?私はみぃ君のこと好きなのにっ!」 「いいじゃない、陽。付き合ってあげても。どうせ彼女いないんでしょ?」 と母さんが言う。 「いるよ。可愛い彼女が。」 親の前って言うことを気にせず、そう言って部屋に戻った。 咲が何かを企んでいるなんて知らずに―…