【短】ホワイトデーはチョコより甘く





みぃ君と向かい合う形で床に座った。




決心して来たものの、何を言えば良いのか分からなて、沈黙が続いた。




意外にも、その沈黙を破ったのはみぃ君だった。




「今日、何か理由でもあったんだろ?」




思いもしなかった、みぃ君の言葉に驚いた。




「咲がそんなことするような奴じゃないことくらい、知ってる。」




涙が溢れてきた。




あんなに酷いことしたのに…




私はみぃ君に思っていることを全て話した。




すると、




「ばーか。」




と微笑みながら言われたら。




そして私は、鞄からあるものを取り出した。




「みぃ君…」