そして私はまた、陽に抱きついた。 「有難う…本当に、嬉しい…」 陽からも抱き返してくれた。 少し前までの沈んだ気持ちは、すっかり消えていた。 寧ろさっきまで沈んでたなんて信じられないくらい、今幸せで… すると、陽が 「ねぇ、指輪、はめていい?」 と聞いてきた。 「あっ!うん!」 幸せ過ぎて貰うのを忘れてた…;