【短】ホワイトデーはチョコより甘く




―奈々side




咲ちゃんが帰ってから、私はベットに飛び込んだ。




いろんなことに不安になっていると、ドアがいきなり開いた。




お母さんかな、と思って、涙を見られたくなくてベットに伏したままで居た。




すると、いきなり大好きな人の声が身体中に舞ってきた。




「奈々…」




陽だった。




なんで…




なんで家にまで来るの…?




「奈々、俺が好きなのは奈々だけなんだ…」




続けて陽が言うが、私はそれを素直に受け聞くことが出来なかった。